【人間ドックQ&A】胃カメラでピロリ菌が見つかったら?除菌の流れと再検査までを現役ナースが全部解説🌸
✍️ 執筆:もも(看護師・保健師歴10年以上/健診センター勤務3年) ▶ プロフィール
皆さん、こんにちは!ももです🍑
今日もお疲れ様です☕️
「胃カメラでピロリ菌が見つかったんですが、どうすればいいんですか?」
検査後にそう聞かれることが本当に多いんです。今日は除菌の流れを丸ごと解説しますね✨
🦠 ピロリ菌って何者?
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は胃の粘膜に住みつく細菌です。慢性胃炎・胃潰瘍・胃がんのリスクが上がることがわかっています。
日本人は特に感染率が高く、幼少期の感染が多いとされています。自覚症状がほとんどないため、胃カメラで初めて気づく方がほとんどです😌
🧪 なぜ強い胃酸の中で生き残れるの?
「胃の中はpH1.5〜2という強い酸性なのに、なぜ細菌が生きていられるの?」と思いませんか?
実はピロリ菌は、ウレアーゼというとても賢い酵素を持っています。
この酵素が胃の中の尿素を分解してアンモニアを作り出します。アンモニアはアルカリ性なので、自分の周りの胃酸を中和してしまうんです。つまりピロリ菌は自分だけが生き残れる中性の空間をせっせと作り続けながら、胃の中で暮らしているわけです😮
これが「ピロリ菌がなかなかしぶとい」と言われる理由のひとつです。だからこそ、除菌薬をきちんと飲み切ることが大切なんですよ💊

🔍 ピロリ菌の検査方法
内視鏡を使う検査🔬
- 迅速ウレアーゼ試験:胃の組織を採取して、その場で判定できる検査です。結果がすぐに出ることもあります
- 組織診(病理検査):採取した組織を詳しく調べます
内視鏡を使わない検査💨
- 尿素呼気試験:薬を飲んで、吐いた息を調べる検査です。苦痛がなく精度も高く、除菌後の確認検査としてよく使われます
- 血液・尿検査:ピロリ菌に対する抗体を調べます
💊 除菌治療の流れ
ピロリ菌の除菌はお薬を1週間飲み続けるだけ!入院は不要で、普段通りの生活を続けながら治療できます😊
使うお薬は3種類🌿
- 胃酸を抑えるお薬(プロトンポンプ阻害薬)
- 抗生物質①(アモキシシリン)
- 抗生物質②(クラリスロマイシンなど)
この3種類を朝・晩の1日2回、7日間飲み続けます。
最も大切なのは飲み忘れないこと。途中でやめると菌が薬に慣れてしまい、次の治療が効きにくくなります💦

副作用として出やすいもの😣
- 下痢・軟便
- 味覚の変化(苦みを感じやすくなるなど)
- お腹の不快感
多くの場合は軽度で、1週間の治療が終われば落ち着きます。ひどい場合は処方医に相談してくださいね。
❓ 1回の治療で除菌できなかったら?
現在の日本ではボノプラザン(タケキャブ)を使った除菌が標準的になっており、1回目の除菌(1次除菌)の成功率は約90%以上になっています(臨床試験では92.6%のデータも)。以前の薬では70〜80%程度でしたが、大きく改善しました✨
万が一1次除菌が成功しなかった場合は、2次除菌として抗生物質の種類を変えて再チャレンジできます。1次・2次を合わせた成功率は95%以上です。
✅ 除菌後の確認検査、絶対に忘れずに!
1週間の治療終了後、約4〜8週間後に除菌成功の確認検査が必要です。
最もよく使われるのが尿素呼気試験。薬を飲んで吐いた息を調べるだけの簡単な検査です😊 確認検査をしないと、除菌できたかどうかが分からないままになってしまいます⚠️
🌸 除菌後も定期的な胃カメラを
除菌に成功しても、胃がんのリスクがゼロになるわけではありません。
長年ピロリ菌がいたことで胃の粘膜が萎縮しているケースも多く、除菌後も年に1回の胃カメラで経過を見ていくことが大切です🌿

ももからのメッセージ🍑
ピロリ菌が見つかったことは、実はとてもラッキーなことだと私は思っています🌸
気づかないまま放置していたら、じわじわと胃の粘膜にダメージが積み重なっていたかもしれません。見つかったから治療でき、治療できるから未来の胃がんリスクを下げられる。
「たった1週間のお薬で、将来の大きな病気を予防できる」——そう思ったら、少し気持ちが楽になりませんか?😊
不安なことがあれば、遠慮なくナースに声をかけてくださいね🌸
※当ブログの情報は一般的な情報提供を目的としており、医療行為・個別の診断に代わるものではありません。気になる症状や検査結果については、必ず医療機関にご相談ください。
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