【健診Q&A】採血した血が黒いのは病気?ドロドロだから?現役ナースが教える意外な理由🌸

【健診Q&A】採血した血が黒いのは病気?ドロドロだから?現役ナースが教える意外な理由🌸

✍️ 執筆:もも(看護師・保健師歴10年以上/健診センター勤務3年) ▶ プロフィール

皆さん、こんにちは!ももです🍑

健診の採血をしていると、毎日のように言われます。

「あれ、私の血、黒くない?」😲

「黒いってことはドロドロしてるの?」😞

驚いた顔をされる方が多いのですが——実はそう見えて当たり前なんです。今日は現場で毎日採血をしている私が、その理由をちゃんと解説します🌿


🩸 なぜ採血の血は「黒っぽく」見えるの?

採血で引いているのは**「静脈の血」**だからです。

血液には2種類の流れがあります。

種類 特徴
動脈血 鮮やかな赤 心臓→全身へ。酸素をたっぷり含んでいる
静脈血 暗い赤(赤黒い) 全身→心臓へ。酸素を使い切り、二酸化炭素を回収した血

採血は腕の静脈に針を刺して引くので、戻ってきた「働き終えた血」を見ています。色が暗いのは体中を一生懸命巡ってきた証拠です💪

動脈血と静脈血、色が違う理由


🔬 試験管の中で「より黒く」見える理由

ここは現場でよくお伝えしていることなんですが——採血後にアルコール綿で押さえると、綿に血液がつきますよね。あの血を見ると、意外とちゃんと赤いんです。

「え、さっきのと色が違う!」とびっくりされる方がいますが、同じ血です😊

試験管の中の血は、たくさん凝縮されて集まっているのでより濃く暗く見えるだけ。綿についた少量の血が「実際のあなたの血の色」に近くて、皆さんだいたいこのくらいの赤さです。

試験管の中で黒く見える理由


😌 「黒い=ドロドロ」ではありません

「黒い=血がドロドロで詰まりやすい」と思っている方がとても多いのですが——これは全くの誤解です。

血液の色の濃さと、サラサラ・ドロドロ(粘度)は別のお話です。

では「ドロドロ血」は何で決まるの?と聞かれたら——それは血液検査の数値で判断します。

  • 中性脂肪が高い → 血液がドロドロしやすくなる
  • 血糖値・HbA1cが高い → 糖が血液に溶け込む
  • LDLコレステロールが高い → 血管壁に影響

つまり「血が黒く見えた」だけで心配するのではなく、採血の数値をきちんと見ることが大切なんです。

「黒い=ドロドロ」は大誤解!


💡 脱水の人は「より黒く見える」?

これは私の現場での感覚なんですが——水分不足の方の血液は、より黒く濃い印象があります。

これには実は根拠があって、脱水になると血液中の水分(血漿)が減り、赤血球の濃度が上がる「血液濃縮」が起きます。赤血球が凝縮されるぶん、色が濃く見えるんです。

健診の前日・当日は「水は飲んでいい」と伝えているのに、我慢してくる方がたまにいます。採血のしにくさや血液濃縮につながるので、お水はしっかり飲んできてください🌊


ももからのメッセージ🍑

「血が黒い=不健康」ではありません。

アルコール綿についた血を見てもらえればわかるように、あなたの血はちゃんと赤いです😊 試験管の中で濃く見えているだけ。

血液の状態が気になるなら、色ではなく採血結果の数値を見てください。中性脂肪・血糖・コレステロール——それが体の本当のサインです。

健診は、自分の体を「数値で知る」大切な機会です🌸


※当ブログの情報は一般的な情報提供を目的としており、医療行為・個別の診断に代わるものではありません。気になる症状や検査結果については、必ず医療機関にご相談ください。


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