【人間ドックQ&A】便潜血が陽性(+)だった!大腸がんなの?現役ナースが次にすることを解説🌸

【人間ドックQ&A】便潜血が陽性(+)だった!大腸がんなの?現役ナースが次にすることを解説🌸

皆さん、こんにちは!ももです🍑

「便潜血が陽性だったんですが、大腸がんですか?」

この結果が出たとき、皆さんとても不安そうな顔をされます。「がん」という言葉が頭をよぎるのは当然のことだと思います。

でも今日は、まず深呼吸してください🌿

便潜血陽性は「大腸がんが確定した」わけではありません。でも、絶対に放置してはいけない検査結果でもあります。

その理由を、今日しっかりお伝えします。


🔬 便潜血検査って何?

便潜血検査は、便の中に目に見えない微量の血液(潜血)が混じっていないかを調べる検査です。

大腸がんやポリープがあると、その表面から少しずつ出血することがあります。その血液が便に混じって出てくるのを検出するのが、この検査の目的です。

健診では2日間の便を採取して検査します(2日法)。

結果 意味
陰性(-) 血液は検出されなかった
陽性(+) 微量の血液が検出された

❗ 陽性が出ても「がん」とは限らない

便潜血が陽性になる原因は、大腸がんだけではありません。

陽性になりうる原因(比較的多いもの):

  • 大腸ポリープ(良性)
  • 痔(いぼ痔・切れ痔)
  • 腸の炎症(大腸炎・過敏性腸症候群)
  • 胃・十二指腸潰瘍
  • 月経血の混入(女性)

実際、便潜血陽性で精密検査(大腸内視鏡)を受けた方の中で、大腸がんが見つかるのは**約2〜3%**です。残りの多くは良性のポリープや痔などです。

「陽性=がん」ではありません。でも——


⚠️ それでも絶対に放置してはいけない理由

健診センターで働いていて、こんな言葉を聞くことがあります。

「去年も陽性だったんですけど、痔だと思って受診しなかったんです」

「内視鏡が怖くて、ずっと後回しにしていました…」

大腸がんは、早期に発見すれば治癒率が非常に高いがんです。ステージⅠで発見できれば5年生存率は95%以上。でも進行するほど治療が難しくなります。

便潜血は、症状が出る前の早期に異常を教えてくれる「命の恩人」のような検査です。

陽性が出たら、その意味はただひとつ。「大腸の中を確認してください」というサインです。


📋 陽性が出たら次にすること

STEP1:消化器内科か大腸肛門科を受診

「便潜血陽性だった」と伝えれば、大腸内視鏡の予約をとってもらえます。

STEP2:大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受ける

カメラで大腸の内側を直接確認します。ポリープが見つかれば、その場で切除することもできます。

STEP3:結果を聞く

異常なければ安心して帰れます。ポリープがあれば定期的な観察が必要になることも。


💡 「大腸カメラが怖い」という方へ

「大腸カメラって痛くないですか?」

これも健診でよく聞かれる質問です。

正直に言うと、腸の形によってはお腹が張って不快感がある方もいます。でも最近は鎮静剤(眠り薬)を使って、ほとんど眠ったまま検査を受けられる施設が増えています。

「どうしても怖い」という方は、予約の際に「鎮静剤を使いたい」と伝えてみてください。大多数の方が「思ったより全然平気だった」とおっしゃいます。


ももからのメッセージ🍑

健診センターで私が一番つらい瞬間のひとつは、「去年も便潜血陽性だったのに受診しなかった」方が、翌年に進行がんで見つかったと聞くときです。

1年、たった1年で病期が変わることがあります。

「怖くて受診できない」気持ち、すごくわかります。でも検査を受ける怖さより、放置して進行する怖さの方がずっと大きいです。

大腸がんは早期発見で必ず戦える病気です。便潜血陽性が出た今が、あなたの体を守るための一番大切なタイミングです🌸

勇気を出して、一歩踏み出してください。


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