【人間ドックQ&A】尿検査で何がわかるの?「+(プラス)」が出たときの意味を現役ナースがやさしく解説🌸

【人間ドックQ&A】尿検査で何がわかるの?「+(プラス)」が出たときの意味を現役ナースがやさしく解説🌸

皆さん、こんにちは!ももです🍑

「尿検査で『たんぱく+』って出たんですが、腎臓が悪いってことですか?」

「尿潜血って、血が出てるってこと?!」

健診の尿検査の結果、意外と気になることが多いですよね。特に「+(プラス)」という表示が出ると、何かまずいことになっているのかと心配になる方がとても多いです。

でも、尿検査の「+」が全て病気のサインとは限りません。今日はその違いをきちんとお伝えしますね🌿


🧪 尿検査って何を調べているの?

健診の尿検査(尿定性検査)では、尿をスティックにつけて成分を調べます。主に確認しているのはこちらです。

項目 正常 「+」が出たら
尿たんぱく 陰性(-) 腎臓の機能を詳しく確認
尿糖 陰性(-) 血糖値との関係を確認
尿潜血 陰性(-) 腎臓・膀胱・尿路の確認
尿白血球 陰性(-) 尿路感染症の可能性
ウロビリノーゲン 正常(±) 肝臓・胆嚢の状態

🔍 項目別!「+」が出たときの意味

尿たんぱく(+)

腎臓は血液をろ過するフィルターです。正常な腎臓はたんぱくをほとんど尿に出しません。

「+」が出た場合、腎臓のフィルターに何らかの変化が起きている可能性があります。ただし——

一時的に陽性になることもあります:

  • 激しい運動の直後
  • 発熱しているとき
  • 長時間立ちっぱなしのとき(起立性たんぱく尿)

健診当日に「昨日マラソンの練習をしていました」「今日少し熱っぽいです」という方は、翌日に再検査することをおすすめしています。

一方、繰り返し「+」が出る場合は腎臓内科への受診を。早期発見で進行を止められます。

尿糖(+)

血液中の血糖値が高くなると、腎臓でろ過しきれなかった糖が尿に出てきます。

尿糖が陽性の場合は、血糖値・HbA1cの確認が必要です。ただし、「腎性糖尿」といって、血糖値が正常でも尿に糖が出やすい体質の方もいます。必ず採血の結果と合わせて確認してください。

尿潜血(+)

「潜血」とは目に見えない微量の血液のことです。健診センターでこの項目を気にされる方がとても多いです。

よくある原因(比較的心配ないもの):

  • 女性の生理前後(月経血が混入)
  • 激しい運動の後

要受診の原因:

  • 尿路結石(腎臓・尿管・膀胱の石)
  • 膀胱炎・腎盂腎炎
  • 膀胱がん・腎臓がんなど(まれですが確認が必要)

尿潜血は健診を受ける女性の5〜10人に1人くらいで陽性になることがあり、生理の影響であることが多いです。ただし、2回続けて陽性の場合や男性で陽性の場合は、泌尿器科への受診をおすすめします。

尿白血球(+)

白血球は炎症や感染と戦う細胞です。尿に白血球が出ている場合、尿路(腎臓・尿管・膀胱・尿道)のどこかで炎症が起きているサインです。

「最近トイレが近い」「排尿時に痛みがある」などの症状が伴う場合は、膀胱炎の可能性が高いです。泌尿器科か内科を受診してください。


💡 健診で見てきたこと

健診センターで尿検査の前に、よく確認することがあります。

「今日、生理中または生理前後ではないですか?」

女性の場合、生理の影響で尿潜血や尿たんぱくが偽陽性(実際はないのに+が出る)になることがあります。生理中の方には「今日の尿検査の結果は参考程度に、後日かかりつけ医で再検査してください」とお伝えしています。

逆に言えば、生理中でない状態で陽性が出た場合は、しっかり確認が必要です。


✅ 結果を受け取ったら確認すること

  1. 「+」が出た項目は何か確認する
  2. 検査当日の状態(生理中・運動直後・発熱)を思い出す
  3. 「要再検査」の指示があれば必ず受診する
  4. 翌年の健診でも続けて確認する

ももからのメッセージ🍑

尿検査はたった数分、小さな紙コップ一杯でできる検査ですが、腎臓・膀胱・血糖など、体の大事な情報がたくさん詰まっています。

私が健診センターで働いていて思うのは、尿検査の「+」を「前から出てるから慣れた」と放置している方が意外と多いということ。

腎臓病は初期には自覚症状がほとんどなく、気づいたときには透析が必要な段階になっていることがあります。

「たんぱく+が毎年出てるけど、まあいいか」——そのまあいいかが、数年後に後悔になることがあります。

今年「+」が出た方は、ぜひかかりつけ医に一度相談してみてください🌸


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